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2022年5月の読了本たち。

岩波科学ライブラリー、推して参る。


サボり上手な動物たち 佐藤克文, 森阪匡通

科学エッセイ(?)はオールカラーが楽しい!動物に加速度計を取り付ける前後のことが、易しくユーモア交えて語られる。加速度計を作ってる会社を調べちゃうほどワクワクするよ!論文上手い研究者は世間向けの本を書くのも上手いのだろう。
期待したものと結果が違ってがっかりしちゃうのは、なんだか難しいなぁ。得られたものは全て成功のはずなのに(出来ないことが分かったので実験成功)、色々な期待に応えられなければ先立つ物は貰えない。上手く扱えるデータでなければ成果としてまとめられない。
「自然科学の誤謬」についてはどの科学エッセイ読んでも最後に触れられるので、悩みの種なんだろうなぁ。
生き物はうまくサボって効率に生きているけれど、この本を代表に様々な研究成果は非効率・無駄に全力だからこそ生まれるんだよ!!ってまとめが素敵。
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2022年3月の読了本たち。

文庫お楽しみ袋をお楽しみ中。


風に恋う 額賀澪

ド直球の青春輝く高校生青春小説。
部活を頑張っていた自分を重ねて苦しくなったり、明日に迷う二十代に嫉妬したり、子供を想う口煩い親に心を寄せたり。場面場面の敗者側に立って読む身には群像劇でもあった。池辺先輩視点を読みたいぞ。
感情移入派なのに感情移入する相手が居なかったのが、熱心に読めなかった原因か。心引き込まれそうになる次の間には「あるある展開だけど現実はそう上手く行かないよねこの人たち一握りもいない成功者」と醒める繰り返し。青春小説が読めなくなったのではなく、その時期じゃないだけと信じたい。これがゲームだったら熱中して各キャラ動かして「みんな大好き!」とか言ってそうなので、小説では自分勝手な妬み嫉み盛りだくさんを見たいのやも。


E•ルイスがいた頃 竹岡葉月
(ディストピア飯小説賞によせて 特別書き下ろし短編)
読めばたちまち「分別のある」子供時代に戻れる。ウォーターソングは永遠に心のくさびと再認識。
年齢と火力をひとまとめにして、「高い」と言えちゃう軽快さが好き。ワクワクも寂しさも良いテンポだが、ミカエラの葛藤をもっと見たくなる。
ディストピアと聞いて期待するものとは真逆だけれど、正反対目線が少しくらいはあっても良いじゃない。ウォーターソングとフラクタルチャイルドが、定番のディストピア味あるか。過去作に言及してばかりで悪いが、幼き自分は竹岡葉月の作る世界に夢中だった。
やっぱコバルトは心の故郷なんだよなぁ。

フラクタルチャイルドの続編まだ待ってる。
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鋼の意志を生んだ私の意識、どうして私と言い切れる?【12RIVEN -the Ψcliminal of integral-】

情緒不安定な登場人物たちと夢中で貪る真相ルートは、正にinfinityの系譜。



PSP「12RIVEN -the Ψcliminal of integral-」 真相エンドに到達。

クリア後に関連書籍を探している時点で12RIVEN 大勝利ですよ。
今回も打越シナリオにしてやられました!!

感情移入相手や好きカプは出来なかったので、世界観に浸って頭を抱えることはなかったけれども。
あの世界はどこからが科学でどこまでがゲーム設定かは気になりますねぇ。
いやほんと、SF脳の人はフィクション織り交ぜてプレイヤーの興味を引くの本当上手い!!
脳科学関連の本を読むともっと面白くなるのかな???

「infinityシリーズの続編はinfinityを超えられなかった」な評判をそれとなく耳にしていたのでビクビクしながらプレイ開始したのですが、そんな世間の声を超えてintegralシリーズとして面白かったです!!
別枠の楽しさだ!!(なお、integralはこれ一作)
滅茶苦茶ハラハラしたし設定の難しさに脳みそ回転させたし一部オチには永遠に慄き続けるよ!!!!

…infinityシリーズをプレイした人には全力体当たりでお薦めしに行くけれど、そもそもここのライン初めての人はEVER17をプレイしてくれ。
12RIVENの説明過剰台詞や情緒不安定キャラクターは、耐性が無いと辛い。
あれ?打越耐性が身に付いた今のあにゆなら、NEVER7も読み飛ばずに楽しく読めるのでは…!?
恐ろしいことに気付いてしまったのでここいらで思考を止めます。



そして気付けば、パンチラインをセールで購入したあにゆが居た。



↓↓↓以下、あにゆを戦慄させたエピローグの一部についてちょっと叫ぶ↓↓↓
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3月27日のメモオフIF日記。【コモン・ルート終了に寄せて】

親友…!!!!
お、お前…!?!?


前回メモオフIF日記で予想した「琴莉さん=女装リーチ」が早々にネタ晴らしされて動揺している。
真相ルートまで引っ張るネタではないの?
共通ルートで気軽に打ち明けてどうした?

重大なはずのネタが早くも明かされる事自体が伏線でしょ…。
メモオフは絶望へのアクセルを緩めない…。

と言うことは!
バスから見たのと歩道橋で最初に目撃したのは琴莉さんで、リーチではないでしょ。
琴莉さんが生きているのを知られたくなくて、最後の捕り物だけリーチの女装でわざと捕まったんでしょ。
重大な事実を隠す為に派手な事件を引き起こしたんでしょ。

琴莉さん(火事に遭った琴莉さんと同一人物かは不明)が隠しヒロインなら、現時点で攻略ヒロインが少ないのも頷ける。
柚莉、ノエル、寿奈桜ちゃん、に加えて琴莉さん。
メインヒロイン多過ぎ問題!!
メインヒロイン3人サブヒロイン1人っておかしいよ!!
そもそもヒロイン4人って過去作に比べて少ない!!


柚莉と琴莉さん、ノエルと寿奈桜ちゃんの2ルートに分かれて深掘りするからヒロイン少ないのか?
ライトとダーク(?)で分かれるから実質4人×2=8ルートか?

何も分からない初周、面倒臭さもありつつやっぱり楽しいな。

ヒロイン感想としては、寿奈桜ちゃんがギャグヒロインで可愛い。
ノエルがコモン・ルートの時点でぐいぐい来るからちょっと怖い。
柚莉よりもリーチと琴莉さんが気になる。


追加で教室の話もさせて。
ルイルイ目線の話だから通常はルイルイは画面に映らないはずなのに、教室で頬杖を突くルイルイを何度も見るのは何故???
これ、誰目線の教室???
幼馴染み3人とも顔が映らないのは、何かある。
幼馴染み3人と見せ掛けて他の人とか、そもそも幼馴染みの存在が妄想でしたとか。
疑い過ぎか?
でも、メモオフって違和感に大体ヤベー女が噛んでるよな。
今回はヤベー男な可能性も高いよな。
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2022年2月の読了本たち。

自力では手に取らなかった本がめちゃくちゃ面白いことってあるので、本選びって難しいし飽きない。


殺戮にいたる病 我孫子武丸

これは!面白かった!!これはミステリ!!これは震撼する!!
作者新装版あとがき曰く昔のものだから歪な構成とのことだが、一行読んだらスッと世界に囚われる文章は病みつき。三人の視点が頻繁に入れ替わるのに読み易いのは脱帽。最後七行に「嘘でしょ!?」と叫んで、結末と冒頭を何度も読み返す。はぁぁぁ、完璧。
読んでいる最中は「母と息子の関係性がどーたらこーたら」と考えてそれはそれで楽しかったんだけれど、読み終わったら「理由は要らねぇ!最高の読後感があれば全て良し!!」ってなった。面白すぎて言葉を失う爽快感。

爽快?間違った言葉選びな気がするけれどこのスッキリ感は素晴らしい。

全然ホラーでもグロでもないじゃん誇大広告、と笑ってたんだが。好きな「夢をあきらめないで」が完全なる風評被害で曲がかかるたびに脳内爆笑だった影響か。何度「風w評w被w害w」と突っ込んだことか。
結局妹が全て持っていくのはリアル。
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